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裕介(ゆうすけ)とは、漫画『亜人』の登場人物。中村慎也と幼なじみで、なおかつ同じ大学に通う大学生だった。中村慎也がバイク事故で亜人と判明し、亜人管理委員会木戸に狙われた際、祐介は友人を庇って射殺された。幼なじみの裕介が理不尽な手段で殺されたことは、中村慎也の怒りを買い、IBMを大量に放出して木戸の部下たちを皆殺しにすることになった。後の中村慎也事件として知られる事件である。

裕介は中村慎也の幼なじみであり、中村慎也が風邪で大学を休んだと聞くと、わざわざ大好物のプリンを買って自宅まで持ってきてくれるほど仲が良かった。ふたりは子供のころ河川敷でキャッチボールをしていた。中村慎也自身が亜人だとわかったことでそれを隠そうかどうか迷って無意識に泣いているときも、様子がおかしいと思って裕介は相談に乗ろうとするほどであった。中村慎也が信号を渡って車に轢かれそうになったときも、様子がおかしいと思って後をつけていたのか、とっさに腕を引っ張って助けた。

木戸に亜人捕獲のために中村慎也が撃たれそうになったときもとっさに庇って自らの命を犠牲にするほど、中村慎也のことを親友として見ていたと見られる。木戸に撃たれた後は、「慎也、逃げろ…」と最後の言葉を残して息絶えた。このとき中村慎也の目には、裕介の右膝から黒いものが煙のように登っていくのが見えていた。その黒いものは徐々に人型の姿をとり、IBMとなって裕介の最後の言葉「しんや、逃げろ」を復唱した。

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